ADO15+0.2=Wolseley Hornet ??
ウー次郎ことウーズレーホーネットです!!中身も外見もほとんどMINI1000ですが、(製造メーカーはBMC。BLMC移行に伴い廃止された。)フロントグリルが縦型で独立したトランクを装備、1961年〜1969年まで造られたMINIの兄弟車。「そうそう!」ちょっと昔にターセルとコルサってトヨタから出てたじゃないですか、スターレットとカローラの間を埋める中途半端な車。そんな感じですね。個人的にはコルサがこのウーズレーホーネット。ターセルがライレーエルフのイメージなんですけれど、まぁ微妙。
この車は1969年5月14日に製造された最後期型MK3で、私の知りうる範囲での変更点は実用的になったクルクル窓(以前はスライド窓)、何時壊れるかドキドキのハイドロサスペンション、最も特徴的なのはドア部、取り付けひんじを外側からコンベンショナルな内側に変更したことなどである。横から見るとツルンとした感じが好みの分かれるところだが、私は気に入っている。ミラーはルーカスに変更してあるのだがオリジナルは不明。(2006/7追記・当時は、数あるオプションのミラーの中からユーザーが任意に選んでいたらしい。)
ミニのホイールベースを延長し、トランクスペースを追加。本皮シートにウッドメーターパネル。ちょっと豪華な特別仕様!「今購入された方にはナビが付いてこの値段!!」(勝手なイメージです。)こんな中途半端なメーカー戦略で誕生したウーズレーホーネット&ライレーエルフ。ミニの設計者「アレック・イシゴニス」はミニのコンセプトを踏襲出来ないと反対したと聞きます。アバンギャルドでスポーティーなミニに比べ地味なウーズレー、当時の本国ではどんな人達が購入したのであろうとつい考えてしまう私。とてもリベラル層御用達セカンドカーとは思えないこの車、きっと職人肌のお父さんが必死に貯めたお金で買った車に違いない。「べらんめぃ!!初ドライブは郊外に向けてのピクニックでぃ。」久々の休暇にご機嫌な様子だ。珍しくおしゃべりな夫に微笑むお母さん、誇らしげに見つめる息子はひそかに父の仕事を継ぐ事を決心していたりする。すでに寝息を立てている妹の後ろにでは、母の特性お弁当が控えて時を待つ訳だ。空は晴れ渡り、道はどこまでもつづく。アレック・イシゴニスは色々な景色、肖像を見たはずだ。ウーズレー&ライレーは1963年スタンダードミニより早く1000ccのエンジンを与えられる。(ヤレヤレ、、)
テールランプはMGBなどと共通(ルーカス)
ヤフオク等で、たまに新品の出品がある。相場は8000‾12000位かなぁ。
ウォールナットメーターパネル(この写真は、購入当時の物。後に一度修理し、その後作り直す。ROKEなどの社外品もあったようだが、最近はあまり見かけない。)ダッシュ・カバーは、明らかに新しい製品のリプロ物。オリジナルとは形状も違う。 車購入後、新品に近い物を手に入れて取り付けた。12000円位だったと思う。

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