リバウンド・バッファ交換と、ドライブシャフト・ラバージョイント交換
リバウンド・ブッシュは、サスペンションが伸びきってしまったときに突き当たり防止の為のサスペンション。通常走行ではあまり使われる事はないかもしれませんが、以前からブッシュの剥離に気づいていましたので、(左の写真)フロント・ドライブシャフトのラバージョイントが破損したついでに交換しました。恐らくですが、エンジンやサスペンションのグリスの飛散や漏れがブッシュのラバー部に影響していると思われます。(ブッシュがオイルに接触すると、膨潤して、ぼろぼろになるんですね。)なるべく、オイル漏れや不要なグリスは取り除くことで防止できます。僕はブレーキクリーナーで、周辺を清掃してみました。が、焼け石に水だったかも。
左がユニパーツのフロント・ドライブシャフトのラバージョイント。(7000円)樹脂製アフターパーツもあるのですが、高かったので、こちらを選定。本当はクーパーS用のユニバーサル・ジョイントに交換したいのですが、経済的に厳しいので。(2005年現在、高価ですが、新品で部品供給されます。)右は、リバウンド・ブッシュ(左右で4000円)です。結構高いですね!
まずはジャッキアップしてホイールを外します。(写真の状態は、かなり危険です。おすすめ出来ません。)その状態でもう一つのジャッキで(ここではパンタグラフ・ジャッキ)サスペンションを縮めます。ここでは、ディスクのフランジ部分を押し上げました。

本来は、リジットラックを使って車体を固定。その上で、ジャッキでサスペンションを縮めて下さいね!

サスペンションを縮めると、リバウンド・バッファーは、フリーになりますので、簡単に交換出来ます。取り付けてあるブラスネジを外して交換してください。
ドライブシャフトのラバージョイントは、ドライブシャフトを地面に対して水平にすると、(ジャッキでサスペンションを縮めて調整する。)割と素直に取り外し、交換取り付け出来ました。スイベルハブのアッパーを取り外せば、なお簡単に交換できるのでしょうが、面倒ですので、、ドライブシャフトのスプラインを手で縮めて、ジョイントを挿入しました。

※ミニ族のなかで、このようなジョイント(ラバージョイント)車はかなり少ないです。殆どの車はノーメンテで問題ない構造なのです。(ダブル等速ジョイント。ハーディ・スペーサーとも、呼ばれるが、これは製造社名です。コピーの事をゼロックスと言うみたいな感じですね。)でも、ラバージョイント車の人は、ここが壊れてからの走行は注意しましょう。壊れてぶらぶらになったシャフト接続部が直接エンジンに接触してしまい、シャフト接合部、エンジン共に、かなり研磨されていました。僕の車は、ぎりぎり。もっとも、1000kくらい走行してしちゃいましたけど、、

交換して取り外したジョイントは、こんな酷い状態。二カ所のジョイント部は脱落。取り付けのUボルトもかなり削れています。こちらも原因は、オイル付着によるゴム部の

ちょっと気になったのですが、元の取り付けナットはセルフロック型、新しい部品のナットはプレーンな物。ちょっと心配ですけど、少し走ってから増し締めするつもりです。

膨潤でしょう。恒久対策としては、エンジンからのオイル漏れを止めるしかありません。最近の科学合成油はゴムを侵しやすいんですよね・・・
リバウンド・ブッシュも新品になりました。その後、かなり走行しましたが、効果を体感することは出来ませんでした。たぶん、通常走行ではこのブッシュが当たることは無いのでしょう。まぁ、はみ出したラバーは気持ちよくないですしねぇ。