ディスクコンバート編
別にドラムブレーキが嫌いな訳ではないの。重量は軽いし、ツーリーディング自体の効きも悪くない。メンテナンスがちよっと面倒だけど、まぁ嫌いじゃないしね。でも、、右のブレーキ引きずりが治らない。シリンダオーバーホールしても治らない。ハブベアリングかなー、、うぅ。そんなこんなでディスクブレーキコンバートを決意しました。ヤフーオークションで、後期型(12インチ車)のダブルオフセット等速ジョイント(ダブルCV)タイプのドライブシャフトに10インチディスクブレーキキットが取り付けられている左右セットを落札したまでは良かったが、年式によっていろいろな接続形態があることが後から解り、事前のリサーチの甘さを痛感した次第です。でも、ついちゃいました!!一時はドライブシャフト製作まで考えていたので、ほんとに嬉しい!74年以降のドラム車は、ボルトオンなんですけどね。細かい机上検討はこちらへ。
ドラムブレーキ車で、インナージョイントがラバーマウントされている車をディスクブレーキに無加工で交換するには、2通りの方法があるようです。1つは997/998cooper(スタンダードクーパー)のディスクブレーキ(7インチディスク)を使う方法と、今回行った12インチ車のアウタージョイントとラバーカップリング車のドライブシャフトを接続して、cooper"s"のディスク(7.5インチディスク)とキャリパーを使用する方法があるようです。7インチディスクコンバートは、ホイールのはみ出しが小さく、作業も比較的簡単なのですが、新品部品の供給は無く中古部品も手に入り難い状態です。7.5インチディスクコンバートは、少々やっかいな作業になりますが、一番市場に出回っているタイプのアウタージョイントと、10インチキットとして現在も部品供給されているcooper"s"のディスク・キャリパーとの組み合わせは、もちろん新品も手に入りますし、中古はもっと安価に手に入ります。ただし、ホイールが約2cmはみ出してしまう事と(ドラム時に比べて)アウタージョイントとシャフトのスプラインに相性がある場合があり、(製造メーカー違いによるものと思われる。)今回はインナーレースを相互交換する事で回避できましたが、接続不能の場合もあるかも知れません。(不確定要素が残ってしまう訳です。)デファレンシャルアウトプットシャフト交換前提ですと、すべてのタイプのブレーキコンバートが可能です。例えば、1.3インジェクションエンジンに交換してドラムブレーキを使う事も有りです。
アウタージョイント(CVジョイント)分解はこちら
コンバートによる重量増加の詳細はこちら
コンバートによるタイヤのはみ出し具合はこちら
07/1/9 追記 上の写真の青いバンプラバーは、通常のラバースプリング用のものを加工して取り付けています。ハイドロ用のバンプラバーは欠品中でしたが、海外のミニ部品販売サイト等でリプロ品が販売されています。