走行中、暖まってくると右ブレーキの引きずりが気になりだし、ブレーキ調整をしても改善されず、右フロントドラムブレーキをオーバーホールする事にしました。予想としては、シリンダーが固着気味になってるのかなー。本当は、ディスクブレーキに換装したいので、気が進まないなー。
まずは、ドラムを外す為に固定(+)ビスを外す訳ですが、これが錆などでなかなか外れない場合があります。無理に回すとなめちゃったり、、インパクトドライバーがあればスマートに外せるのですがねー、潤滑スプレーを塗布してから数回貫通ドライバーで叩いておき、叩いた瞬間に力を込めて緩める感じですかのー。だいたい、このビス必要があるんですかねー。私は外したまんま放っちゃってます。あと、ドライバーの番手が合っていることも重要ですの。
この状態でシリンダーの漏れなどが確認出来ます。シリンダーのダストブーツをめくり、フルードが漏れている様ならアウトです。さて、分解です。ピストン付いているクリップ(このクリップも役目不明)を外しておき、ライニングを外します。シリンダー裏にあるブレーキパイプ、取り付けボルトを外し終了。の予定だったのですが、取り付けボルトは錆びてなめていて通常工具では取り外し不可能。しかも、ブレーキパイプは緩めると同時に折れてしまいました。結局ハブを外しバックプレートごと取り外す事になりました。

この時点で部品注文。シリンダーインナーキット:1個500円ブレーキパイプ250mm:2250円でした。

シリンダーとピストンを確認。思ったほどの錆びもなく再使用可能でした。#1200耐水ペーパーで軽く磨きます。シリンダーは縦傷が出来ない様に気おつけて。シリンダー内とピストンには薄くシリコングリスを塗布。

写真右上、ちょっとわかりにくいのですが、ライニング隙間調整もなめてしまっているので金鋸で溝を切り、ドライバーで調整出来る様にしました。

ブレーキパイプはストレートで送られてきたので自分で曲げます。ちょっと長すぎたので、ヘナチョコリンになってしまった。これは仮付けでバックプレートを取り付けてからサスペンションストローク時及び舵取り時に何処にも接触しない様に取り付けます。振動等で接触しても、だんだん削れて穴が開きますよ。
組立は、ライニングの方向、バネのかけ方に注意して下さい。ライニングを新品交換する場合はライニング調整カムを戻しておき、ライニングとドラムの隙間を確保しておきます。

ドラムを取り付けブレーキのエアー抜きを行います。その後ライニング隙間調整を行いますが、タイヤを取り付けてから行った方が感覚がつかみやすいと思います。まずは調整を走行回転方向に回しタイヤをロックさせます。そこから逆方向にブレーキが引きずらないぎりきりの所まで戻します。これを上下のライニングで行います。