ハイドロ配管(ゴム部分)の改変・交換
はじめに、、、、ハイドロ・ユニットは内部が高圧の為、残圧がある場合の分解作業は大変危険です。また、配管修理後の走行も個人レベルの作業方法のため保証出来るものではありません。ショップ等ではアセンブリ交換を勧める事だと思いますが、至極当然の事だと思います。ただ、新品のパーツが手に入らない現代。(入っても、とても高価)信頼出来る部品を組み合わせ修理する事も、ある意味程度の悪い中古品を組み付けるより良いことなのかもしれないと考えています。今回の配管交換に置いては、新品より強度を確保出来であろう部品を使用して改造してみました。
ハイドロ・ユニット本体と配管は、カシメで取り付けてあるので、カシメを壊して分離します。(ここがカシメなので配管の通常交換が不能なのです。)実際には、ルーター等で削り、切れ込みを作ります。カシメの金属部分が分離されたら、配管を外します。ユニット本体に円筒状の配管取り付け部が露出されますので、腐食等確認し、洗浄します。
ハイドロ・ユニット本体にフィッテイングを取り付けます。今回は信頼性の高い(値段も高い)Swagelok製を使用してみました。

品番 SS-600-1-6 Z21GR14050

代理店 横浜バルブ・フィッティング株式会社

ユニット円筒部にフィッテイングを差し込み締め付けると、フィッテイング内部のパーツが締め付けられ、シールします。今回は、シール部にロックタイトを塗布しておきました。これで、3/8インチ取り付け高圧配管が接続出来る訳です。配管も全てSwagelokでそろえれば、もう出来上がった様なものなのですが、もうちょっと加工して、軽量で格好良い配管を取り付けてみたいと思います。
配管に、ブレーキの配管等に使われているメッシュホースを使用してみました。テフロンホースにステンレス・メッシュの網を巻いたものであり、耐圧、信頼性共に良好だと思います。1/8サイズの継ぎ手を製作して、SwagelokのフィッティングにPT1/8タップ(テーパー)を切り接続します。
各フィッティングを締め付けて、ディスプレッサー側は出来上がりです。新旧部品の融合で、なかなか格好良い仕上がりになったと思いませんか?でもね、とりあえず次のディスプレッサーの交換時まではおあずけです。あはは、、実際に使用したときに再度レポート致しま〜す。(無責任!!)