検査ライン編
指定された検査ライン番号に並ぶと、順番に検査員が検査を始めます。まずは燈火類の確認(ライト・ウインカーなど)車体番号(ウーはトランク内部の刻印)エンジン番号の確認を行います。その後ハブボルト(タイヤ・ホイール固定ボルト)の締め付け確認などを行います。この時に車体の不備など、細かくチェックされ、ネチネチと指摘。「ホイールはみ出してるねぇ、車検通らないねぇ。」検査員の方は職務を忠実に遂行。もちろん文句はありません。うぅ、、
ブレーキ・スピードは車高が低いので検査せずに直線での急制動にて検定。たぶん最低地上高ギリギリ。前回は無理にテスターに載せてナンバープレートがひん曲がりましたけど、、
図のブレーキとスピード・テスターの位置が違うけど、どちらが本当か忘れました。サイドスリップは出来るだけ静かにブレーキを掛けずに通過。ブレーキテスターは前輪・後輪ずつをテスターに乗せブレーキを掛ける。スピードはテスターに乗せ40キロでドラムを回す。
サイドスリップ・ブレーキテスト・スピードテスト終了後に自動車検査表に記入します。オレンジ色の記入機に検査表を入れると自動記入されます。ライトテスト・排ガステスト後には、再度記入します。合格なら○不合格なら×
ライトテストは所定の停止位置でライト点灯。上向き(ハイビーム)にて待ちます。ライトテスターが自動で計測します。うーの様なハイドロ車は、車高が定まり難いので、毎回微妙に光軸が狂います。2回テストをするので、降車してテストしたりすると合格したりします。(乗車時に完調が基本ですけど。)
ライトテスター作動中に排ガス検査を行います。「プローブを入れる」ランプが点灯したら、排ガス計のプローブ(細長い筒状の金属棒)を排気パイプの中に挿入します。Co/HCの排出量で合否の判定をします。排ガス(Co/HC)排出量基準は、車体製造年式で異なります。

ライトテストが終了すると合否の判定。×ならば、ライトの向きが表示板に表示されます。(その場での調整は出来ません。)再度ラインに並び、不合格箇所のみ再検査します。

今回の不合格箇所は、光軸(ライトの向き)ホイールのはみ出しでした。

光軸はライトカバーを外し調整したのですがネジの台座が錆で崩れていて不能。仕方がないので予備車検場((民間の車検前点検・調整機関(有料・3000円。))にて無理矢理調整(ボルトを挟んで強制矯正)ホイールのはみ出しは取りあえずいかんともしがたいので当日の車検取得はあきらめました。しれーっと窓口に書類を提出したりしてみたのですが、、見事ばれました。窓口の人にオーバーフェンダーの取り付け、調整範囲内でのネガティブキャンバーを勧められました。(陸事もかわったもんだ。)

今回も当日合格ならず。今回も当日にわか雨。しかも帰宅後熱中症になりました。

後日談

ホイールのはみ出しは、ドラムからディスクブレーキにコンバートした為で、同じディメンジョンのクーパーS系のホイールに変更する事により問題解決しました。オーバーフェンダーは嫌ですもの!

それと、3週間ほど後に再車検を受けたのですが、前回の検査効力期間は2週間だそうで、すべての検査を最初からやり直しました。かなり凹みましたし、再検査費用1400円と、自賠責保険料をプラス1ヶ月分。殆どユーザー車検代行と代わらない費用になりました。

とほほ、、

クーパーSホイールに換装。オフセット・プラス35辺りか?ハブの部分がせり出しています。はみ出し具合は見た目には殆ど変わりません。重水で確認の後、合格。
検査票はこんなに沢山書き込まれて大変な状態になってしまいました。

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