キャリパーオーバーホール | |||||||
フロントドラムブレーキから、ディスクブレーキにコンバートするために手に入れた10インチ様キャリパーをオーバーホールしてみました。事前に用意した物としては、アルミキャリパーピストン(KAD製)とオーバーホールシールキットです。鋳鉄製のキャリパーは、とても重いので、少しでも、、と思ったのですが、焼け石に水状態ですね。(重量を測定した結果はこちらに記載しました。) | |||||||
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まずは、パットを支持しているピン二つを外します。これで、キャリパー単体の状態になります。
ピンも、事前に用意しておいた方が良いかもしれません。 |
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キャリパー中心部に木片を挟み、ブレーキラインからエアーを送り込むと、ピストンが飛び出します。結構、勢い良く飛び出しますので、指など挟まれない様に注意してください。ちなみに木片がないと、片側のピストンだけ外れてしまって、もう片方が困った事になっちゃいます。 | ||||||
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ダストシールとピストンシールをはずします。シール類は再使用しないので、ダストシールは、カラーとシールの間に小振りのマイナスドライバーを差し入れ、こじって外します。ピストンシールは精密ドライバーの様な先の細い物で外せると思います。シリンダー部を傷つけないように気おつけて下さい。(アルミ製のキャリパーは特に。)
キャリパーはブレーキクリーナー等を使い、洗浄しておきます。エアー等で水分を除去出来る環境であれば、水で洗い流しても良いと思います。 |
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各シールの形状は左図の通りです。ダストシールはダストシールカラーの中に入れて組み付けます。
*各シール(ゴム部には、シリコングリスを薄く塗布して下さい。 |
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ダストシールを組み付けたカラーは、キャリパーに圧入され固定します。それほどきつくは無いのですが、素手で押し込むのはちょっと辛い。左図の様にウォーターホースプライアがあれば、スマートに組み付け出来ます。(パットの裏でコンコン叩いても、組めましたよ!)
ピストンにまんべんなくシリコングリスを塗布し、シリンダ内に組み込みます。指で押し込めるはずです。 |
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パットのサイド面及び、ピストンとの接触面にシリコングリス、又は、カッパーグリスを塗布しますと、ブレーキ鳴き防止に効果がある??かもしれません。何となくいつも塗ってます。(焼き付き防止、パットの熱を逃がす効果もあるのかなぁ、、) | ||||||
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パットを組み込みピンで固定。
ピンを曲げて抜け防止をして完成です。 |
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