エキストラクターの使い方
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ジェネレーターステーターコイルや、ピックアップコイルは、プラスねじで取り付けられています。しかもロックタイトがしっかり塗腑された状態で・・・番手のあったドライバーを使っても、インパクトドライバーを使っても、ねじ山がなめてしまう事はありますが、今回は横着してピックアップコイルの取り付けネジがなめてしまいました。(M5*0.8)今回は、タガネを使用することも難しい箇所なので、エキストラクターを使って取り外します。 | |||||||
エキストラクターを打ち込む下穴を、なめてしまったねじに垂直に開けます。下穴径は、ネジの谷の径より小さく、最小のエキストラクターが挿入できる径を開けます。(今回は、M5ネジに対して2.5mmの穴を開けました。)なめたプラスネジの頭は、都合よくドリルのガイドになるので、センターは問題なさそうですが、垂直に開けるのが、難しいです。
ネジ穴の径については、経験と勘が必要です。ねじ山ギリギリまで追い込めば、ネジに掛かる面圧が少なくなるので、折れてしまったネジには有効です。エキストラクターを使用せずに、ピンセットなどでクリクリと外れる場合もあります。今回は、ロックタイト塗腑ネジなので、穴は小さく、エキストラクターは最小に物からはじめました。(ネジ径にもよりますが・・)斜めに穴を開けてねじ山を壊さない為と、下穴を切りなおし、エキストラクターを打ち込みなおすチャンスを最大にする為です。 |
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下穴を開けた所です。切り粉の飛散を嫌って、ネジ頭部に小さな磁石をつけて置きました。その為、切り粉がネジに付着している状態になっています。
それでもピックアップの先端に切り粉が付着しているのが分かりますね!その後、各部入念に洗浄します。 |
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開けた穴にエキストラクターを打ち込みます。打ち込む力加減も難しいかもしれません。ここいらも経験が必要になる所です。 | |||||||
エキストラクターにハンドルを取り付け緩めます。
緊張の瞬間です! |
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今回は、一発で外れてくれました。ヤッホー!
最初からインパクトドライバーを使用していればこんな苦労は・・・でも、すぐに忘れてしまうんですよね、人間って・・のどもと過ぎれば、・・・外は真夏!(2007/8) |
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今回は、一発で外れてくれました。ヤッホー!
最初からインパクトドライバーを使用していればこんな苦労は・・・でも、すぐに忘れてしまうんですよね、人間って・・のどもと過ぎれば、・・・外は真夏!(2007/8) |
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取り付けは、インナーへクスボルト(六角のキャップボルト)を使用し、迷いましたが、ロックタイトを塗布して取り付けました。中強度のロックタイトがなかったので・・・高強度を使うと、次に緩めるときにネジ折れちゃったりするんですよね・・・ロックタイト、侮れません!
つうか、若干嫌い。 |
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