名古屋駅から歩いて15分。広大な敷地にモダンな煉瓦造り。トヨタ産業技術記念館は、トヨタが自動車を作る以前に営まれていた自動織機産業から、自動車産業への移り変わりを当時の機械を交え製造工程・作業などを説明展示している。トヨタ博物館も然りなのだが、凄い事に殆どの機械が現在でも稼働可能なのである。機械の維持管理には、莫大な金額と時間が費やされている事は想像容易い。まさしくトヨタにしか出来ない文化遺産のコレクション・そして入館料500円なのである。(僕は、トヨタ博物館とセットで1000円チケットを購入しました。)
実演中!
入館すると、自動織機の数に圧倒させられます。余りに広いので、カメラが全景を捕らえられません。村上春樹の小説「1973年のピンボール」に出てくる養鶏場跡建物内に列べられたピンボールマシーンの場面を彷彿するかの如くです。でも織機マニアでは無いので興味無しでした。
自動車製造初期の風景です。車体パネルは叩き出しで木型に合わせて貼り付けていきます。現在の新幹線(カモノハシみたいな車型)も同じ製法で作られているらしいです。川崎重工の熟練工が、アルミパネルを叩き出しているらしい。現在でも造形によってはプレスが難しいなんて、、旧車が美しく見える訳ですよね!この車は、トヨタ初の市販車「AA型」です。
現在の自動車組立機械の殆どが、行程順に展示されています。しかも、それぞれスイッチ一つで動き出し、工作し組立を行います。600トン・プレスなど、動き出すまでもウォーミングアップに少々時間が掛かり、波動砲発射時の様な充填作動音がするほどです。一体、一回の作動で幾らの電気代が掛かることやら、、2・3回押しただけで入館料を超えてしまうのでは、、と思われます。
シャシ・ボディ組み合わせ
600トン・プレス
塗装工程
車体組立行程
スポット溶接(ロボット・アーム)
シャシダイナモ
自動車の展示は当然少なめ。
試作されたロータリー
こんなのも居ました。
立派な図書館もあります。
本田宗一郎!
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